長野県

浅間山(前掛山) 高峰高原から 《2021年10月》

日本を代表する活火山として知られる浅間山日本百名山のひとつ。長野県と群馬県の境に位置する標高2568メートルの山で、山頂は常に立入禁止となっています。噴火警戒レベル1の時に限り、外輪山である標高2524メートル前掛山まで登山可能です。

高峰高原から日帰りで浅間山(前掛山)に登山した様子を記していきます。

浅間山(前掛山)を登山する際は、必ず気象庁や小諸市の火山情報を確認してから登ってください。

気象庁HP:
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/306.html

小諸市HP:
https://www.city.komoro.lg.jp/soshikikarasagasu/sangyoushinkoubu/shokokankoka/2/1/1/2403.html

↓ YouTubeにも動画を上げています。動画も見てもらえると雰囲気がイメージしやすいので、よかったらどうぞ。

ルート概要

【標準コースタイム】

 往路 5時間20分

  1. 高峰高原から中コースを通ってトーミの頭
  2. トーミの頭から黒斑山などの外輪山を歩いてJバンド
  3. Jバンドを下って平坦な道を歩き、賽ノ河原分岐点(前掛山登山口)
  4. 賽ノ河原分岐点(前掛山登山口)から前掛山

 復路 3時間35分

  1. 前掛山から賽ノ河原分岐点(前掛山登山口)
  2. 賽ノ河原分岐点(前掛山登山口)から湯ノ平分岐を経由してトーミの頭
  3. トーミの頭から表コースを通って高峰高原

【日 程】

 2021年10月22日(金曜日)

浅間山(前掛山)の山行記録

朝6時10分の高峰高原ホテル前。

高峰高原ホテルの隣にあるトイレは使用中止になっていました。(2021年10月22日時点)《下山後に撮影》

使用中止の標識には「ホテル館内のお手洗いを利用ください」との記載。朝にホテルが開くまでトイレの使用はできないと思われます。《下山後に撮影》

高峰高原ホテル近くの高峰高原ビジターセンターは、営業開始の8時からトイレ利用可能でした。《下山後に撮影》

昼12:10頃の高峰高原ビジターセンター駐車場。《下山時に撮影》

高峰高原ホテルから霧がかった車道を少し歩いて登山口へ向かいます。

バス停の奥へ。

登山口にある浅間山周辺の案内図。登山道も簡単に書かれていました。

噴火警戒レベルに関する案内。

活火山であることを留意しながら登山スタートです。

いきなりコースが二つに分かれています。今回、登りは左の中コースへ。

登山口から霧がかっていましたが、

先へ進むごとに晴れてきました。

振り返ると青空が見えます。

日当たりが悪い所は薄っすらと雪が残っているようです。

中コース表コースの合流地点が見えてきました。

コース合流地点の標識。

コース合流地点から見晴らしが良くなります。

コースの合流地点から少し進むとトーミの頭に着きます。

トーミの頭の標識。

トーミの頭は絶好の浅間山展望スポットです。

草すべり分岐。左へ進み浅間山外輪山へ。復路では右側から急勾配を登ってくることになります。

浅間山の火山活動の監視設備の脇を通過。

雪山入門の山として知られる黒斑山に到着です。冬の雪化粧した浅間山も大変美しいことでしょう。

これから向かう荒らしい見た目の外輪山。

浅間山は数日前に初冠雪しました。

所々に雪や霜が残っています。

蛇骨岳の山頂。

蛇骨岳の標識が示す標高は2366メートル

目指す浅間山を眺めながら、

外輪山の尾根歩きは続きます。

歩いてきた道を振り返る。

仙人岳の山頂を通過。

仙人岳の標識が示す標高は2319メートル

日当たりの悪い岩場には雪が残っているため、より慎重に進みます。

Jバンドに到着。外輪山の尾根歩きはここで終了です。

Jバンドから急勾配を慎重に下ります。かなりの高度感です。

急勾配を下りきると、しばらく平坦な道となります。

下ってきた外輪山を振り返る。

全体的に黄色く色づいています。

前掛山登山口である賽ノ河原分岐に到着しました。

2021年10月現在、気象庁が発表する噴火警戒レベルは「1」です。「2」になった場合はここから先は立入禁止となります。

植生が減り、だんだん荒涼とした風景になっていく。

浅間山火口へ立入禁止の警告看板。

噴火警戒レベル1であっても浅間山火口は常に立入禁止です。

自己責任で登山可能な前掛山を目指します。

前掛山から500メートルくらい手前にある2棟の避難シェルター。

突然の噴火の際、シェルターに避難して降り注ぐ噴石から身を守ります。

噴石で保護されたコンクリート製の避難シェルターの方が頑丈そうです。

ここまで来ると周りに遮るものがありません。

当然ですが強風時はモロに風に晒されます。

前掛山に到着。現在、ここが実質的な浅間山山頂です。

前掛山の先にポツンと立つ立入禁止の警告看板。

過酷な環境のためか、文字が随分と擦れかかっています。

微かに噴煙を上げる浅間山の火口。穏やかな様子でなによりです。

非日常を感じる迫力のある光景。

雲で隠れて下界の風景は見れませんでしたが、山頂を堪能することができました。

長居は怖いので滞在もそこそこに下山します。

本日は平日にも関わらず、多くの方とすれ違いました。

樹木が見えてくると少し緊張感が和らぎますが、最後まで気を引き締めていきます。

賽ノ河原分岐点(前掛山登山口)に戻ってきました。左へ進みます。

しばらく樹林帯歩き。

平坦な道が続く。

湯ノ平分岐を右に進み、往路で通ったトーミの頭まで戻ります。

平坦な道は終わり、トーミの頭までのキツイ登りの始まりです。

急勾配の途中に振り向けば、

そこにも浅間山が良く見えます。

草すべり分岐に戻ってきました。

トーミの頭を通過して中コース表コースの分岐点へ。

往路では中コースを利用したので、復路は表コースを進みます。

帰り道の表コースは霧のため展望はありませんでした。

表コースの途中にある赤い避難シェルター。

避難シェルターの内側はこんな感じです。

ゴールまであと少し。

スタート地点に無事に戻り下山完了です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。