新潟県

冬の白鳥山 上路集落の十二社から往復《2022年3月》

白鳥山は新潟県糸魚川市と富山県朝日町の県境にある標高1287メートルの山です。親不知朝日岳をつなぐ栂海新道上にある山でもあります。山頂には白鳥小屋と呼ばれる避難小屋があり、屋根上の展望台からは360°の景色を望むことが可能です。

上路集落の十二社から往復で冬の白鳥山に日帰り登山した様子を記していきます。

↓ YouTubeにも動画を上げています。動画も見てもらえると雰囲気がイメージしやすいので、よかったらどうぞ。

ルート概要

 登り

  上路集落の十二社から冬季ルートを通って白鳥山

 下り

  白鳥山から冬季ルートを通って上路集落の十二社へ

【日 程】

 2022年3月12日(土曜日)

冬の白鳥山の山行記録

朝の6時50分、新潟県糸魚川市にある上路山村振興センター。

車はすでに5台駐まっていました。

上路山村振興センターから道路を200メートルほど進んだ先、今回のスタート地点となる十二社があります。

十二社から白鳥山に登ります。冬季ルートとなるため、山と高原地図などには登山コース線が載っていません。

十二社の鳥居をくぐる。

雪に埋没した軽トラ。この様な物を見ると、中に人が居るのではないかと想像してしまいます。もちろん誰も乗っていません。

登り始めは細い木々で藪状になっていて歩きにくいです。

ここまでアイゼンだけで登ってきたのは横着でした。所々で足が沈むため、輪カンジキを追加で装備です。

先行者の踏み跡が多数ありました。それに倣ってつづら折りに登っていきます。

朝日に照らされる残雪。

最初から結構な急登でしたが、まだまだ続きます。

樹木の数も少なくなり、藪状になっている道は通り過ぎました。

足長の影。

雪は終始シャーベット状。気温が上がってくることで、更に水気を帯びてくることでしょう。

尾根の遠く向こうに見える白鳥山の山頂。(赤い矢印の先)

途中の尾根には雪庇ができているので離れて進みます。

見晴らしも良くなり、どこを向いても絶景です。

振り返ると、遠くにぼんやり見える日本海。

曇りの予報でしたが、この調子であれば山頂の展望も期待できそうです。

だんだん風も強くなってきました。

遮るものがないのでモロに風に晒されます。

もうすぐ白鳥山の山頂。

白鳥山の山頂には黄緑色の建物があります。白鳥小屋と呼ばれる2階建ての避難小屋です。雪深く1階部分が埋没しているため、一見すると2階建てには見えませんね。

ハシゴを上って屋根上の展望台へ。

上ってきたハシゴ。

足元はこんな感じです。

展望台から360°、抜群の眺めを望むことができます。

朝日岳に続く栂海新道。風も強いので滞在もほどほどに来た道を引き返して下山です。下りは続々と登ってきた多くの人たちとすれ違いました。

下山後、11時20分。上路山村振興センターの駐車場。

除雪終点が気になったので歩いて確認しました。十二社から更に200メートルほど先まで除雪がされているようです。

除雪終点。無雪期は車で更に進み、坂田峠から栂海新道を進んで白鳥山に登山可能です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。