長野県

斑尾山 まだらおの湯から日帰りで往復《2020年7月》

斑尾山は長野県飯山市と信濃町の境にある北信五岳のひとつ。他の北信五岳(戸隠山飯縄山黒姫山妙高山)とは野尻湖を挟んだ反対側に位置してます。標高は1382メートルと北信五岳の中で最も低いですが、四方に張り出した尾根が特徴的です。

今回はまだらおの湯から往復で斑尾山・大明神岳に日帰り登山した様子を記していきます。

↓ YouTubeにも動画を上げています。動画も見てもらえると雰囲気がイメージしやすいので、よかったらどうぞ。

ルート概要

【標準コースタイム】

 登り 2時間20分

  1. まだらおの湯から斑尾山の山頂
  2. 斑尾山の山頂から尾根を歩き大明神岳の山頂

 下り 1時間30分

  1. 大明神岳の山頂から尾根を歩き斑尾山の山頂
  2. 斑尾山の山頂からまだらおの湯

【日 程】

 2020年7月12日(日曜日)

斑尾山の山行記録

朝6時、まだらおの湯の駐車場。梅雨明け前のため曇り空。

まだらおの湯の営業は10時からということで、下山後すぐに温泉で汗を流すことができます。

まだらおの湯のホームページ:

http://www.furusato-toyota.com/madaraonoyu

まだらおの湯の正面から左側に周り登山スタート。

まだらおの湯の隣にあるアスレチック広場。滑り台やブランコなどがありました。

アスレチック広場の奥にあるマレットゴルフ場を通り過ぎます。

大池方面のまだらおの湯から900メートルほど、比較的緩やかな道を歩いてきました。距離が記された標識はありがたいです。

階段の右脇にはクマ出没注意の黄色い目立つ標識。本日は全く人の気配がしないので、気を引き締めていきます。

梅雨の時期のため、ヤマアジサイが登山道脇に咲いていました。平地でよく見かけるアジサイと違って、中心部の花が小さいのですね。

舗装された林道をいくつか通り抜けると急登の始まりです。ここから尾根までが一番キツイ。

急な登山道を黙々と進む。

ふと脇を見るとウロのある木が・・・。なんだか口を開けた、つぶらな目の人顔に見えてきます。

急登が終わり尾根を歩くと古びた標識がありました。かすれていますが、まだ文字が分かります。

尾根歩き。ここまで登っても背の高い木が生い茂っています。

斑尾山の山頂。樹木に囲まれいるため展望はありません。約80㎞におよぶ信越トレイル斑尾山を起点として天水山まで続いています。

斑尾山の山頂に祀られている13体の薬師仏。

以下伝説となります。薬師仏はもともと12体で、1体を自分の家に持ち帰った人がタタリにあったため、元の石祠に戻そうとしました。するとそこには新しい1体が代わりにあり13体になったそうです。どうしても1体は石祠からはみ出してしまうので、そのまま下山しました。しばらくして山に登ってみると13体の薬師仏はピッタリと納まっていたそうです。

大明神岳へ。斑尾山の山頂から尾根を歩き約300メートル、時間にして10分程度で行くことができます。

大明神岳に到着。晴れていれば近くに野尻湖、遠くには北信五岳の山々を見ることができます。

残念ながら野尻湖も遠くの景色も曇って見ることができませんでした。梅雨の時期、雨に当たらずに登山ができただけでも運がよかったと思います。次は遠くまで景色が見える快晴の日に訪れたいですね。

大明神岳から来た道を戻って下山しました。

今回登った斑尾山は日本人なら誰もが知っている唱歌「ふるさと」に歌われる「うさぎ追いしかの山」は斑尾山を指しているという説があります。作詞をした高野辰之は斑尾山麓の村の出身です。小中学校で歌ったり演奏した懐かしい曲を思い浮かべながら登るのも良いですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。