新潟県

妙高山が間近に見える神奈山 関温泉から日帰りで往復《2020年6月》

雪解けの季節、雪形「跳ね馬」が現れる山として知られる神奈山妙高山の外輪山の一つで標高は1909メートルです。6月頃、登山道に咲くシラネアオイが見ごろになります。

関温泉から神奈山まで日帰りで往復した様子を記していきます。

↓ YouTubeにも動画を上げています。動画も見てもらえると雰囲気がイメージしやすいので、よかったらどうぞ。

ルート概要

【標準コースタイム】

 登り 3時間30分 

  1. 関温泉から数分歩き関温泉スキー場
  2. 関温泉スキー場の斜面を登り神奈山登山口
  3. 神奈山登山口から樹林帯を歩き神奈山山頂

 下り 2時間20分 

  1. 神奈山山頂から登ってきた道を下り関温泉

【日 程】

 2020年6月24日(水曜日)

神奈山の山行記録

関温泉駐車場

関温泉駐車場に駐車。平日の朝5時ということもあり、他に車は1台しか駐まっていませんでした。

関温泉

静かな朝の関温泉を数分ほど歩き、関温泉スキー場へ。

燕温泉方面に歩いた右側に関温泉スキー場があります。

関温泉スキー場。スキー場の斜面をひたすら歩いていきます。

ハイキングコースの標識がありました。

少し登って振り返る。まだまだ登り始めて数百メートル。

奥に見える妙高山を眺めながら、スキー場の斜面をどんどん登って行きます。延々と続く斜面がなかなかキツイです。

通り過ぎたリフト終点を見送り、最後のリフト終点を目指します。

道の脇に生い茂る成長中の夏草たち。

リフト終点付近に到着。すぐ近くに神奈山登山口があります。

神奈山登山口の始まり。ここから樹林帯が延々続く登山道へ。

銀竜草(別名:ユウレイタケ)

葉緑素を持たない透き通るような白い植物。光合成を行わず、菌類に寄生して栄養を得る奇妙な生態をしています。6月~7月ころ、日当たりのよくない山地で見かけるので、ぜひ探してみて下さい。

登山道をふさぐ巨大な倒木。うっかり転ばないよう、慎重に上にのって通過します。

季節を告げるタニウツギ。ピンク色の花が満開です。

標高1410メートル地点にある大ブナ林。関温泉まで3キロメートルと書いてありますが、結構歩いたと思った割に距離は大したことないです。山道と平地では距離感が大きく違いますね。

樹林が少し開けた所で妙高山が見えました!

登山道の脇に咲くシラネアオイ。最盛期に群生で咲く姿を見たい花です。

尾根歩きで少し視界が開けます。山頂まであと少し。

神奈山の山頂に到着。標高は1909メートルです。

山頂標識に妙高市観光PRキャラクターの「ミョーコーさん」が載っていました。「ミョーコーさん」の胸にはちゃんと神奈山に現れる「跳ね馬」があります。「ミョーコーさん」の肉体は妙高山単体だけでなく、神奈山を含めた外輪山も含まれているのですね。

山頂からは間近に見える妙高山。妙高山の外輪にいて距離が近いということもあり、かなり大きく感じられます。

天気も晴れで展望もよく、遠くに野尻湖が見えました。

下山途中にふと見つけたセミの抜け殻。凹凸の少ない樹皮に爪と足がうまく引っかかっています。

薄暗い樹林帯を抜け神奈山登山口へ。一気に視界が開ける開放感を味わう。

関温泉スキー場の斜面をゆっくり下って下山完了です!

往復の標準コースタイムが5時間50分とそれなりに体力が必要な山ですが、晴れた日に間近に見える妙高山は見ごたえがあります。6月頃、タイミングが合えばシラネアオイの群生も見ることができので、ぜひ登ってみて下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。