新潟県

晩秋の火打山 笹ヶ峰から日帰りで往復《2022年11月》

日本百名山および花の百名山に選ばれている火打山は、妙高山新潟焼山に挟まれた標高2462メートルの山です。火打という名前から火山を彷彿させますが、火山ではありません。登山シーズンは高山植物が咲き誇るので、道中を楽しませてくれます。

笹ヶ峰から往復で火打山に日帰り登山した様子を記していきます。

↓ YouTubeにも動画を上げています。動画も見てもらえると雰囲気がイメージしやすいので、よかったらどうぞ。

ルート概要

【コースタイム目安】

 登り 5時間5分

  笹ヶ峰から火打山

 下り 3時間40分

  火打山から笹ヶ峰

【日 程】

  2022年11月3日(木曜日)

火打山の山行記録

朝6時15分、笹ヶ峰キャンプ場の駐車場。オフシーズンのため車は ほとんど駐まっていません。

シーズン中に利用できるトイレは封鎖されていました。

隣にあるトイレ。こちらは利用できました。

火打山登山口の前にある駐車場。車はまばらです。

火打山登山口の建屋をくぐって登山スタート。

十二曲りと呼ばれる急登までは、比較的ゆるやかな木道歩き。

紅葉も終わり、多くの木々が落葉しています。

踏みしめる落ち葉はフカフカです。

小さな沢渡り。

長く続く木道を進むと、だんだん沢の音が大きくなってきます。

橋を渡って黒沢を通過。

シーズン中は橋に柵があるはずですが、片付けられていました。

真夏は涼しげな沢の雰囲気に癒されます。

黒沢を過ぎると十二曲りと呼ばれる急登の始まり。

それぞれの角に曲がり数の表示があるので、ペース配分を調整しながら登ります。

良く整備された登山道です。

十二曲りを過ぎると今度は岩場。

急な道のりですが区間は短いです。

岩場を過ぎれば再びゆるやかな道のりとなります。

平坦ですが再び岩がゴロゴロしている道が現れる。

富士見平の分岐点に到着です。

分岐の案内標識に従い、高谷池ヒュッテ方面へ。

日当たりの悪い所の木道には、まだ霜が残っています。

ようやく姿を現す火打山。

山頂まであと半分を切りました。

左手に見えるのは高谷池ヒュッテと呼ばれる山小屋です。

今年の営業はすでに終了。

そのためテーブルや椅子も片付けられています。

高層湿原と高谷池ヒュッテを振り返る。

高谷池ヒュッテから火打山への登りコースタイム目安は1時間30分ほど。

まだまだ山頂まであります。

多くの高山植物が咲く火打山ですが、今の時期は物寂しい感じです。

天狗の庭の周辺に着きました。

水面に映りこむ火打山。

天狗の庭に点在する多くの池。これらは池塘と呼ばれ高山の湿原などで見ることができます。

この辺の木道に氷が張ってツルツル滑る所がありました。

どんどん進んで天狗の庭の高層湿原を抜けます。

遠くに見える雷菱。

生い茂っていた葉っぱが無いので、枝越しに青空が見えます。

振り返ると、かなり見通しが良くなってきました。

雷鳥平を通過。ここはベンチもあるので、ちょっとした休憩ポイントです。

ここに雷鳥はいませんでした。

日当たりの悪い所は残雪あり。

山頂の手前くらいにある木道。もうひと頑張りです。

ふと登山道の脇を見ると、そこには雷鳥が。

しきりに何かをついばんでいます。

火打山の山頂に着きました。

山頂は広く、360度の展望が広がっています。

火打山の山頂標識。

小さい狛犬。

展望を望むには最高のコンディションでした。

となりの山の妙高山。火打山と同じく日本百名山のひとつです。

反対側の隣の山は焼山。

遠くに見える北アルプス。山頂部には、ちょっと雪があるようです。

かなり遠くにぼんやりと富士山です。

画像を拡大。

雲が良い感じに広がっていることに加えて、日本海の方向も良く見えました。

雲海を脇目に楽しみながら、来た道を引き返して下山です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。